夫あるいはステディな恋人の価値☆坂本竜馬と高城剛と沢尻エリカ [恋愛・結婚]
さて。ここのところ続けて参加しているQRカフェ(読書とインタビューがテーマの勉強会)が、週末に迫ってきました。
ていうか、今日です。まだ自分の「おすすめ本」を決めていないのに、今日になってしまった!!
今回の課題図書は、コレ。
「モノを捨てよ、世界へ出よう」(高城剛著)
高城剛さんといえば……一時期、沢尻エリカさんとの間の結婚・離婚問題でずいぶん話題になっていた、そう、あの人です。
で、この本。
もちろん、エリカ様とのすったもんだが書いてある暴露本ではありません。
高城さんの海外暮らしの知識・経験を踏まえて、
「君も世界に出てみないか」
と呼びかけている、
そして実際に世界に出てみたいと思った人に向けてガイドしている、
そんな本。
「世界に出ること」のデメリットよりもメリットのほうを大きく書きすぎているような印象が無くもないけれど、なかなか丁寧で親切な本だと思う。
おそらく本人も、実際に会ってみれば、本と同じように、丁寧で親切な人なんだろうなと思う。
高城さんは、今の日本を幕末になぞらえて、
「明治維新を起こして日本を変えたのは、たとえば坂本竜馬のような、海外からの情報を得た者達だった。だから君も世界の情報を得て日本を変えてみないか」
と呼びかける。
まったくの偶然だが、私はまさに今「竜馬がゆく」を読んでいる。
1巻からはじめて、今は8巻目。クライマックスに近くなってきたところ。
そしてまさに今、私は坂本竜馬という幕末の英雄を通して、
「夫あるいはステディな恋人の価値」
というものについて考えていたところなのだ。
☆夫あるいはステディな恋人の方程式
私が最近思うのは、女性にとって「夫あるいはステディな恋人」の価値というのは、
一緒にいる時間の質 × 一緒にいる時間の多さ = 彼女にとっての価値
で計られるのではないか、ということである。
一緒にいる時間の質が高ければ、つまり彼との時間が楽しければ楽しいほど、彼女は彼とたくさん一緒にいたくなる。
彼がきちんと彼女との時間を作れば、彼女は彼に感謝してより愛情を深めていく。
彼との時間が少なすぎると、彼女はだんだん不満をつのらせる。
彼女がだんだん不満をつのらせそこに「あきらめ」の要素が入ると、あるいはただ単に風化によって、一緒にいる時間の質が落ちてくると、それはやがて0になるかもしれない。
一緒にいる時間が0、つまり「楽しくもなければ嫌でもない」なら、いてもいなくても、どちらでもたいして変わりはない。
彼女が彼に、経済的にしっかり依存していれば、その関係はそれなりに安定している。
彼女に経済力が出てきたり、他の男性が近づいてきたら黄信号。
一緒にいる時間がマイナス、つまり「一緒にいる事自体がストレス」な場合は、一緒にいる時間が多ければ多いけど、彼女は「一刻も早く別れなければ!!」と思う。
この場合、経済力や他の男性の存在などは関係なく、「ただ別れたいから」という理由で、彼女は離れてゆく。
……そんな感じ。
「竜馬がゆく」の坂本竜馬に対するおりょう(奥さんです)の気持ちは、最初「とにかく好きで一緒にいたい」からはじまって、結婚してからは「彼との時間があまりに少なすぎて不満をつのらせ」て、そのうち「いてもいなくてもさほど変わらない」くらいに、気持ちが変化していっているように思える。
もちろん司馬遼太郎さんの主観がかなり入っているだろうから実在人物としての「おりょう」の気持ちは知るすべもないし、まだ8巻の途中なので、最後にどんでん返しがあるかもしれないけれど。
男の人が世間的にいかに素晴らしい人物であろうとも、奥さんにとって、それはさほど関係の無い話かもしれないなあ、と私には思える。
奥さんにとっては、彼が歴史的事業を成し遂げたかどうかよりも「夫として素晴らしいか」というほうが大切。
(夫婦で心を一つにして何かの事業に打ち込んでいる場合は、同志になるからまた別の話だけれど)
「竜馬がゆく」から、ちょっと引用すると。
おりょうはそっと膝をはずし、竜馬の体に掛けぶとんをかけてやった。
(なにを考えているんだか)
得体の知れぬ相手であった。平素もこの小曾根の屋敷に帰ってくるのは三日に一度もなく、あとは事務所の土佐屋に泊まったり、亀山の海援隊宿舎に居っきりで帰らなかったり、ときにはどうやら丸山のお元のもとに泊まっている様子がある。
(普通の男こそ望ましい)
女には、である。おりょうはそうおもった。竜馬のような男は面白味があっても、添うてみれば女の想いを満たしてくれる相手ではなさそうであった。
「竜馬がゆく」を読んでいる時、私は時々、「竜馬の事を好きな女」の目線で、この物語を読んでいる自分に気がつく。
それはたとえば、お田鶴さまだったり、おりょうだったり、さな子だったり、お元だったり。
そんな「女目線」でみれば、竜馬が男性としてすこぶる魅力的だったのは、薩長連合の前、おりょうと結婚する前までだったと思う。
長身で、剣にたけて、ワイルドで、平素は無愛想だけれど「男が見てもずきりとするような魅力的な笑顔」を持ち、心根は優しく、母性本能をくすぐるような一種だらしなさを持つ坂本竜馬は、福山雅治のイメージとも相まって「なんて魅力的な男性なんだろう!!」と、私の心を打った。
だけど今は、大好きで結婚したのはいいけれど、いざ籍を入れてみたらぜんぜん家に帰ってこないわ、ろくにお風呂に入らないわ、なんだかスゴイ仕事はしているらしいけど、こんなだったら「寺田屋のおりょう」でいる時のほうが楽しかった。寺田屋の頃に、熱心にくどいてきたあの男の人は今どうしているかしら……と、おりょう目線の私は、思うのだ。
かといって、ずっと竜馬に心を奪われたまま独身を貫き、墓に「坂本龍馬室」(竜馬の奥さんという意)と書いてある、千葉さな子のような生き方が良いかといえばまったくそんな事はない。それは可哀相すぎる。さな子こそ他の男と結婚すべきだったと思う。
おりょうのように、たとえ行き先に失望が待ち受けていたとしても、大好きな人と結婚する人生のほうがずっといい。
……何の話をしていたのだっけ?
ええとつまり、高城さんの本は面白かったし、仕事的には素晴らしい事を成し遂げている人なんだと思うけど、そういう世間的な評価と嫁的な評価とは違うという事です。もちろん高城さんだけじゃなく世の中のすべての男性、女性もきっと同じこと。
世間的に成功している男女ほど、仕事と同等かそれ以上に、一番身近な人を大切にしなければいけないのかもね、と思ったのです。
エリカ様がどう考えていたかは、知らないけれど。
あら、今回はほとんど、課題図書の「「モノを捨てよ、世界へ出よう」の内容に触れる暇が無かったわ!
そのお話は、また次回!!
☆おまけ
寒い日の着物は……こんな感じ
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手袋かわいい!
いまパソコン打つ指先が氷のようです。
手袋はいて打てないしなぁ。
by がり (2012-12-02 09:59)
がりさん、
どうもありがとうございます(⌒‐⌒)
私の手袋は指が出るタイプですが、それでも、
キーボードは打ちづらいなあ〜〜^^:
by miyukimono (2012-12-02 10:28)
おりょうさんは最高に美味しいものを食べたとしても、
365日同じものを何年も食べれば対外飽きが来るのでは?
爺は家内にとっくに飽きられてます。イエデシテヤル~~~! 笑
by 旅爺さん (2012-12-03 17:10)
旅爺さん、
う~~ん、「飽きてからが本当の夫婦」
なのかもしれない…………ですね^^;
by miyukimono (2012-12-03 22:23)
Love the new line – almost as much as i love Kaisercraft and Xyron
by cheap ray bans (2013-07-19 10:20)