はじめての色つき半衿☆紺着物とあわせて居酒屋へ [小物]
さて。
金ピカ伊達衿&帯で、お正月気分を満喫した後で。
今年二回目の着物は、コレ。
はじめての色つき半衿。
縫いつけたんじゃなく、太めの伊達衿(重ね衿)を半衿にくるんでクリップで留めただけ。
伊達衿として使ってるのが、プロフィール写真の、コレです。
着物は何のために着たかというと、ふだん良く行っている居酒屋へ、新年の挨拶に行くため。
手作りメモ帳も「お年賀」として渡したわ。
で。居酒屋で何をしていたかというと。
お座敷席にて。着物でビール飲みつつ、年賀状の返事書き。まあ、風流ね。
年賀状といっても私のではなく、新年を病院で過ごした父のもの。
父に来ていた年賀状、実は、元旦の日から、ずっと気になっていたのよ。
で、年明けはあまり具合いが良くなかったものだから、本人に返事を書かせられず。
そんな事をしているうちに3ガ日も過ぎてしまったので、「今年はパス」しようかと思っていたところ。
「そういうのはちゃんと返事書いたほうがいいよ」
とアドバイスされて。
「では…宛名書き、手伝ってくださいますね?」
という運びになり、無事、返事を投函いたしました候。
結果、何人かの方がお見舞いに来てくださり、まあ義理も果たせて良かった候(語尾が変なのは、気にしないでくださいまし)
いやはや。家族が入院すると、本当、大変だけど。
人間っていうのは、生まれる時と死ぬ時は、どちらにしても人に迷惑をかけるものだし。
こんなことでも無ければ知ることも無かった、人とのつながりというものを、日々、感じている。
たとえば。
一昨年母が亡くなってから、父はいわゆる独居老人になったんだけど。
お昼ご飯を食べる店をいろいろ開拓しているうちに、ある回転寿司屋さんの常連になって。毎日のように顔を出すようになって。
12月に父が入院した時。その回転寿司屋さんが
「急に来なくなるなんておかしい」
と心配して、家まで見に来たのだと、後で隣のうちの人に聞いた。
ちょくちょく行っていた車のディーラーさんも「最近来ないし、電話もつながらないし」と心配して、家まで見に来てくれた。
そんな話を聞くと、少し、胸が熱くなる。
その回転寿司屋さんに、私は二回しか行った事がない。
でも事情を聞いた後で菓子折り持って挨拶に行ったら、店に入った瞬間に、
「お父さん、どうなりました?」
と聞かれて。
あ、そもそも私の顔を覚えてたんだ、と思って感心した。
「求めよ、さらば与えられん」
これは聖書の言葉だっけ?
父は、自分から電話をして、自分から話しかけて、自分から挨拶をして、自分から誘う。
私は、それが、なかなかできない。
「図々しいと思われたくない」とか「拒絶されたら嫌」とか「迷惑に思われるんじゃないか」と、たぶん思ってる。
実際、父の人なつっこさは、ある意味では「迷惑」だと、身近で見ていて思う。
でも、こうやっていろんな人から心配してもらえるのは、父が、自分からいろんなところに入っていったからなんだなあとも思う。
「求めよ、さらば与えられん」
そんな事を、思った。
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